「ぎっくり腰を繰り返してしまうのはなぜ?」
「またぎっくり腰になってしまった…」
「もう何度目だろう」
「このまま繰り返していくの…?」
そんな悩みや不安を抱えている方は、実は少なくありません。
一度ぎっくり腰を経験すると、それから年に何回も、あるいは数年おきに再発してしまうーー。
そんな方がとても多いのです。
再発するたびに、日常生活はストップ
発症するたびに、数日から数週間は痛みやしびれで動けなくなり、仕事や家事に大きな支障が出てしまう。
痛みがひどすぎて気を失いそうになったり、動けずその場に倒れ込んでしまう…。
中には救急車を呼ぶ方もいらっしゃいます。
そして、いつまた再発するかわからないという不安のせいで、運動や旅行、趣味など「やりたいこと」を思い切り楽しめない。
毎日がどこか不安で、心までぎゅっと縮こまってしまいますよね。
ではなぜ、ぎっくり腰は繰り返してしまうのでしょうか?
ぎっくり腰は「一度なったらクセになる」といわれることもあります。
その理由のひとつが、痛みが引いた後も筋肉の深い部分に”硬さ”が残ってしまうことです。
筋肉の硬さが続くと、ちょっとした動きでも再び損傷しやすくなり、結果として何度もぎっくり腰を繰り返してしまうのです。
実は、回復期に「適度に動くこと」が重要です
ぎっくり腰は、できるだけ早期に無理のない範囲で体を動かすほうが、回復も早く、再発リスクも減ると言われています。
しかし実際には、痛みで動けなかったり、回復後も筋肉のこわばりが自分では取れず、知らず知らずのうちに再発を招いてしまうことも。
その悪循環、鍼灸で断ち切れます
そこで当院がご提案しているのが、「トリガーポイント鍼灸療法」です。
これは、再発を引き起こす筋肉の深層のコリや硬さを、ピンポイントでゆるめることを目的とした施術法。
ぎっくり腰を「繰り返さない体」へと導いていくサポートが可能です。
快適な毎日を取り戻すために
この記事では、ぎっくり腰が繰り返される原因と、トリガーポイント鍼灸療法による解消の可能性について詳しく解説していきます。
再発の不安なく、やりたいことに自由に取り組める快適な毎日を取り戻すために。
ぜひ、続きをご覧ください。
1.ぎっくり腰の症状・特徴と繰り返す理由
ぎっくり腰とは、急激に腰に強い痛みが出て動けなくなる状態のことで、医学的には、「急性腰痛症」や「腰椎捻挫」と呼ばれます。
この名称が示すように、ぎっくり腰は慢性敵な腰痛とは異なり、腰の筋肉・腱・靭帯・椎間板などが損傷をした「ケガ」としての扱いが望ましいと考えられます。
🔍主な症状・特徴
ぎっくり腰には、以下のような症状、特徴が見られます:
・腰の強い痛み(痛みの強さや範囲には個人差がある)
・背中の張り
・股関節周囲やお尻の痛み
・腰の抜けそうな感覚
・腰やお尻のしびれ
・靴下がはけない
・寝起きや寝返りがつらい
・腰が伸ばせない
・咳やくしゃみで激痛が走る
・痛みが突然強くなる場合と、徐々に悪化していくケースがある
・発症のきっかけが明確な場合と、徐々に悪化していくケースがある
・何気ない日常動作(洗顔、物を拾うなど)でも発症することがある
・回復には数日~数週間、場合によっては1ヶ月以上かかることもある
・適切な対処をしないと再発しやすくなる
※症状の出方や痛みの感じ方には、個人差があります。
🔁ぎっくり腰が繰り返される理由
ぎっくり腰は、一度発症すると強い痛みが数日か~数週間続くため、日常生活に大きな支障をきたします。そして、再発するたびに「またなるのでは…」という不安が常につきまとうようになります。
ぎっくり腰を繰り返してしまう主な原因として、
以下のような要素が考えられます:
1.不良姿勢の継続
2.無理な体勢での動作
3.身体に対して強すぎる負荷
4.生活環境や設備の問題(低すぎる机、柔らかすぎる寝具など)
5.筋力不足(特に体幹・骨盤周り)
6.精神的・肉体的ストレスの蓄積
7.疲労の蓄積
8.筋膜などの癒着(硬さ)・トリガーポイントの残存・増加
この中の①から⑦は、正しい知識を持ち、日々の姿勢や動作・生活習慣を見直すことで予防や改善が可能です。
一方で、⑧の癒着やトリガーポイントは、自分の力だけでは取り除くことが難しいため専門的な施術や治療が必要になることがあります。
2.一般的なぎっくり腰の対処法
(急性期)
・アイシング
・湿布、塗り薬
・消炎鎮痛薬の服用
・注射
・コルセット(可能であればサラシ)
・適度な安静
・患部への直接刺激を避けた施術(電気類、あん摩・マッサージ・指圧、整体、カイロ、鍼灸、気功、その他の民間療法)
上記のような対応が一般的ですが、基本的には前述したとおり、ぎっくり腰は腰痛のなかでも急性の外傷(ケガ)としての要素が強いため、いかに自己の回復力の邪魔をしないか、治しやすい環境を整えてあげるかが重要です。
もっとも必要な要素は何かと聞かれたら、私は迷わず“日にち薬(時間)”と答えます。
様々なアプローチにおいて一回で腰の痛みが大幅に軽減する場面も珍しくはないですが、その場合は本当の意味でのぎっくり腰でなかったと私は考えます。
本当のぎっくり腰の発症初期では適切な処置と適切な過ごし方がもっとも大切です。
(急性症状消退後)
・活動量を徐々に増やす
・電気類
・マッサージ
・ストレッチ
・適度な運動
・整体などの徒手的アプローチ
・鍼灸
・姿勢や体の使い方の見直し
・放置
などが一般的です。
動かすことや刺激を与えることによって血流を良くしたり、組織の滑走性を改善したり、全身のバランスを整えることによって、より早い回復や、より良い状態での回復を促すことを目指します。
ぎっくり腰を繰り返さないということを1番重視するのであれば、患部の癒着(硬さ)をできるかぎりない状態にして滑走性を改善し、それをキープすることだと思います。
この癒着の改善に大きな力を発揮するのが、トリガーポイント鍼灸療法です。
3.トリガーポイント鍼灸療法とは
トリガーポイント鍼灸療法とは、筋膜を代表とするファシア(筋膜などの結合組織の総称)の癒着部位に発生する、“トリガーポイント”を改善するための施術方法です。
ファシアとは、筋肉、筋膜、腱、靱帯、脂肪組織、内臓を包む膜、神経・血管の周囲膜などのことです。
トリガーポイントは痛みやしびれ、自律神経症状の発生原因となるポイントのことです。
ファシアが癒着することによって組織間の滑走性が減少し、トリガーポイントが発生すると考えられます。
癒着を起こしたファシアは感覚を感じるセンサーが暴走し、痛みやしびれ、自律神経症状などを感じるようになってしまうという仕組みです。
“トリガーポイント鍼灸療法”は、このトリガーポイントに鍼をすることによって、人体に備わっている免疫反応を引き出し、癒着を改善し組織の滑走性を自己修復するように導きます。
4.繰り返すぎっくり腰をトリガーポイント鍼灸療法で撃退
・今まで複数回ぎっくり腰を起こしている
・年に1~数回必ずぎっくり腰になる
・数年に一度はぎっくり腰になってしまう
このような状況の方は、残存しているファシアの癒着を改善し、滑走姓を取り戻すことで克服できる可能性があります。
そのための手段として、“トリガーポイント鍼灸療法”は、とてもよい施術方法だと考えております。
5.超音波エコーを使って更に精度と安全性をUP!
超音波エコー装置は、体の中を観察することのできる機械です。
もちろんファシアも観察することができます。
エコーで観察しながらトリガーポイント鍼施術を行うことで、必要な深さまで安全に正確に鍼施術ができます。
施術を受ける側は安心ですし、施術する側としても安全が確保されるので、よりしっかりと施術ができます。
6.おわりに
ぎっくり腰を何度も繰り返すことはとてもつらく、やりたいこを思い切ってできない日常になってしまうと思います。
克服するためには姿勢や動作の改善、生活環境の見直しなど、やれることはたくさんありますが、ファシアの癒着を改善することも大事な要素の一つだと私は思います。
ファシアの癒着の改善のために、トリガーポイント鍼灸療法を選択肢の一つとしてご検討いただけたら幸いです。
この記事が痛み・しびれに苦しむ方の参考になり、居心地のよい日常をとりもどすお役にたてたら嬉しいです。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
南浦和トリガーポイント うちくね鍼灸治療院
さいたま市南区南浦和2-35-10田中彦ビル502
Tell:048-767-3089
E-mail:s.u2017@uchikune-hari.com
院長 内久根進一
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇